2006年07月01日

こどもの病気−皮膚の病気

=== ◆◆ とびひ(伝染性膿痂疹)◆◆ ===

【原因】
虫さされやすり傷、湿疹、あせもなどにより傷ついた皮膚にブドウ球菌や溶血性連鎖球菌が感染して起こります

【症状と経過】
見た目は水疱瘡に似ていますが、現れるのは皮膚の症状だけで、熱やせきなどの症状はありません。
皮膚のトラブルのあるところなどに水ぶくれができ、それが破れると、中の菌が飛び散り、次々と他の皮膚に感染し、新しい水ぶくれをつくってゆきます。
破れた水疱はかさぶたになり、数日後にはあとを残さず治ります。

【治療】
ひどい場合には、抗生剤の内服が必要になりますが、そうでなければ塗り薬を塗りながら経過をみます。
ひっかかないように、爪は短く切り、水疱はガーゼなどで覆い保護します。
※水疱のあるうちはプールやおふろは避け、シャワーなどで肌を清潔に保ちましょう。タオルも家族とは別にしましょう。
※アトピーの子は治りにくいので注意を。


=== ◆◆ あせも(汗疹)◆◆ ===

【原因】
汗の出る汗腺の出口がほこりやアカでふさがってしまい、汗が皮膚の中に溜まって炎症を起こしてしまうために起こります。
ちなみに、赤ちゃんや子供は、身体は小さいですが、皮膚の表面の汗腺の数は大人と同じです。
赤ちゃんや子供は新陳代謝が活発で、汗をたくさんかきますが、皮膚自体はまだ弱いので、あせもになりやすいといえます。
   
【症状と経過】
頭、おでこ、首、わきの下、手足のくびれたところ、ひざの裏側、おむつのあたっているところなど、汗をかきやすいところ、かいた汗が溜まりやすいところ、皮膚同士、あるいは皮膚と衣服がこすり合うところに、かゆみを伴う小さな赤いブツブツができます。
最初は細かい赤いブツブツであったものが、いくつもくっついて真っ赤になることもあります。
かゆみが強いため、かきむしってしまい、ひどくなることもあります。また、かきこわした部位に細菌感染を起こし、化膿してしまうこともあります。これを「あせものより(汗腺膿瘍)」といいます。
「あせものより」は化膿が進むと黄色い膿が出たり、痛みが強く、機嫌が悪くなったりします。
状態によっては、発熱することもあります。

【治療】
皮膚の清潔が第一です。通常は、1日2回ぐらいお風呂に入れ、よく洗い流して、皮膚を清潔に保つようにすれば自然に治るので、特別な治療は必要ありません。とにかく皮膚の清潔に心がけましょう。
かゆみや炎症がひどいときは小児科や皮膚科を受診しましょう。「あせものより(汗腺膿瘍)」ができてしまった場合には抗生剤の服用や塗り薬による治療が必要になります。
汗はこまめふきとり、服もまめに着替えさせてあげましょう。
衣類は吸湿性、通気性がよいもの、肌ざわりのよいものを選びましょう。
洗濯のときには、充分にすすぎをおこない、洗剤の成分が残らないようにしましょう。
あせもがひどいときにはエアコンや扇風機などを適宜活用し、室温・換気など室内環境にも気を配りましょう。
ただし、いつも快適な環境で過ごしていると、体温調節をする必要がないため、汗をかくこともなく、環境の変化に対応できない身体になってしまうこともありますので気をつけましょう。症状がおさまったら、エアコンや扇風機を止めて自然の風を通すことも大切です。
本来は高温多湿の夏場の病気なのですが、最近では暖房の設備がしっかりしていることもあり、冬場でも部屋の温めすぎであせもがみられることがあります。
新生児期は汗腺の機能が未発達であるため、天花粉(シッカロール)等のパウダー類の使用により、汗腺が詰まり、体内に熱がこもって、うつ熱を引き起こすことがあるため、天花粉(シッカロール)等の使用は避けましょう。

posted by log_friend at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) |  皮膚の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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