赤ちゃんの下痢の大半は、風邪や胃腸炎のウイルスによるものです。
便が多少ゆるめで回数が多くても、食欲があり、機嫌も良いようであれば、水分を充分に与えながら様子をみてもよいでしょう。あやして笑う下痢であればそれほど心配はいりません。
赤ちゃんの下痢で怖いのは、体内の水分が急激に失われて、脱水症を起こすことです。機嫌が悪い、ぐったりしている、おしっこが半日以上出ないというような場合には、脱水症を起こしている可能性がありますので、急いで受診しましょう。
また、米のとぎ汁のような便、血液や粘液のようなものが混じっている便、発熱・嘔吐をともなう下痢のときには、特に急いで受診しましょう。
※下痢で受診するときには、便の出たオムツも持参して受診するようにしましょう。
★☆おむつかぶれにご用心…
下痢をしているときは、どうしてもおむつかぶれになりやすいので、おむつはこまめに替えてあげましょう。
★☆ゴシゴシこするのは禁物ですよぉ…
便で汚れた部分の皮膚は過敏になっていますので、ゴシゴシこするのは避けましょう。できれば、下痢のたびに洗い流してあげましょう。
洗面器にぬるま湯を張って座浴をおこなうか、つかまり立ちのできるお子様であれば、シャワーで丁寧に洗い流して、終わったら、やわらかいものでそっと押さえるようにして水分をふきとってあげましょう。
★☆水分補給を充分に…
体内から急激に水分が失われていきますので、水分は欲しがるだけ充分に飲ませてあげましょう。
その際、果汁のジュースは禁物です(余計に下痢がひどくなります)。ただし、りんごはOKです(便を固める作用があります)。
できれば、湯冷まし、麦茶、ほうじ茶(赤ちゃん用)、乳幼児用イオン飲料などが望ましいでしょう。
★☆ミルクは下痢の程度によって薄めましょう…
ミルクを薄めるかどうかは下痢の程度にもよりますが、ひどい下痢の場合には、半分の濃さに薄め、20〜30ccぐらいずつ、度々与えましょう。体調が回復してきたら、1/2→2/3→ふつう、と濃くしていきましょう。
おっぱいは、軽い下痢の場合には欲しがるだけ与えてかまいませんが、ひどい下痢の場合には、短時間で切り上げて、そのかわり回数を増やしましょう。
★☆離乳食は様子をみながら…
離乳食は、下痢の程度により、一時的に中止してみるか、初期の軟らかくて消化のよいものに戻してみるなどして、おなかの状態に配慮しましょう。
★☆食べ物に注意を…
下痢のあいだは、消化のよい炭水化物の食品を主体とし、肉や魚などタンパク質や脂肪分の多いものは避けましょう。アイスクリームなど冷たいもの、ヨーグルトなどの醗酵食品、乳製品、果物も避けましょう。ただし、果物のうち、りんごは例外で、与えてよいといわれています。
おかゆ、煮込みうどん、パンがゆ、おじやなどを軟らかく調理したものが理想的です。
回復してきたら、豆腐も与えてもよいです(良質のタンパク質で脂肪分は少ないので)。
◆◆◆ このような場合には急いで受診を ◆◆◆
◎水のような便を繰り返し、おしっこが半日以上出ない
◎下痢とともに吐き気もみられ、ぐったりしている
◎下痢に伴い、機嫌が悪い
◎下痢が数日続いている

